ニノの結婚

 久しぶりのブログがまさかこんなネタになるとは・・・

 実はまた体調を崩して春から夏にかけて調子の悪い日々を過ごしていた。

 秋ごろからようやく安定してきて、今度は崩さないようにかなり注意して過ごしている。あまりブログを書く暇もなかったけど、ようやく落ち着いてきたのに・・・

 

 私は以前から嵐が結婚したらショックはあってもファンを辞めることはないだろうなと思っていた。元々ジャニーズファンでもアイドルファンでもないし、彼らの音楽から好きになったので、彼らは何も変わらない。結婚したらファン辞めるという人を見て、そんなことで?と思っていた。

 ただ、実際にその事態になってみると想像以上にショックが大きく、どう受け止めていいのか分からなかった。

 今年の始めの休止発表を乗り越え、ネット解禁・国民祭典で盛り上がり、これからのライブ・アジアツアー・来年の国立、あと一年ちょっとを全力で楽しもうってときに、そりゃないぜって感じだった。来月には一生に一度かもしれないとずっと前から楽しみにしていたライブへ行く予定だった。そんなときになぜ?と。彼らに対して初めて不信感を持ってしまった。

 

 案の定ファンは擁護派と否定派、受け止められないけどとりあえず応援する派、静観派、さまざまに別れて大荒れである。

 たぶんどんなやり方でも、どんなタイミングでも、相手が誰でも、彼らほどの人気アイドルなら荒れるのは避けられなかったと思う。だからこうするしかなかったのかもしれない。今回たしかに相手がどうとかタイミングとかやり方とか色々引っかかるところはあるが、どんなやり方が正解だったろう。それは分からない。

 

 私はずっと、彼らは結婚はどうするのだろうと思っていた。今のままでは無理なんじゃないか。たぶん、彼らならきっとファンが納得するようなやり方をしてくれるとどこかで期待していたのだろう。休止発表のときも、SNSを開設するときも、ファンに寄り添って、言葉を尽くしてくれた彼らだ。きっと結婚のときもファンを思ったやり方をしてくれるだろうと。

 それが今回は何のフォローも説明もなく、コンサートでも一切その話題を出さなかった。だから彼らの考えがよく分からなかった。

 休止までは結婚はないだろうとどこかで思い込んでいたのもある。休止まではファンのことだけ考えてくれるだろうと。それが裏切られたことがショックだったのだと思う。

 考えてみたら私たちは彼らに甘えていたのかもしれない。いつも優しく、完璧でいてくれる彼らに、自分の願望を押し付けすぎていたのかもしれない。

 当然ながらニノの人生はニノのものだ。どんな相手を選ぶか、どのタイミングで決断するかは彼にしか決められない。ファンに決めることはできないのだ。

 私は相手の人は誰でもいいし、あまり知りたいと思わない。ファンの間ではいろいろ言われているが、実際にどんな人なのかはネットの情報だけでは分からない。それでも彼が選んだ人なのだ。他人がどうこう言うことではないと思う。

 その人を信じることは、その人の選択を尊重することなのだと思う。

 

 とはいえ、まだ受け入れることはできない気持ちもあり、ただ苦しい。本当に好きだったからこそ傷つく気持ちも大きい。ファンのことを大事にしてくれて、いつも優しくしてくれたからこそ苦しい。優しさとは罪だ。ファンタジーの世界を見せてくれていたからこそ、現実に引き戻されたような気がする。

 

 私の夢は彼らが結婚しても、年をとっても、ずっとステージに立ち続けてくれることだった。私たちと一緒に年をとっていって、ずっと憧れでいてくれることだった。

 でも、それは彼らが家庭を持つかもしれないということでもある。それがこんなに苦しいとは思わなかった。そしてそれがあと4回もあるなんて、一瞬ファン辞めようかと思ってしまった。

 ちなみに私は贔屓のメンバーがいるわけではなく5人全員が好きなので、5人分傷つくことになる。なんてことだ・・・

 

 でも、休止のときの方が辛かった。私にとってはグループが存続しなくなることの方が辛い。解散、脱退、病気、犯罪などはどのバンドやグループでもあることで、実際そういうグループもたくさんあった。そうなった方がよっぽど悲しい。

 

 正直、休止と結婚で、彼らが今まで築いてきたものさえも崩れていくんじゃないかと思った。たぶんそれは錯覚だ。彼らのやってきたことはなくなるわけではない。もらったものも消えるわけじゃない。

 未来はどうなるか分からない。今年一年で実感した。今は彼らの「同じ夢を見よう」「嵐を巻き起こしたい」という言葉の先にあるものがどういうものなのか、それを見てみたい。嵐はどうなっていくのか。何を目指そうとしているのか。

 そしていつか、今回のことも心から納得できる日が来るといいなと思う。