ニノの追記とオトノハ とジャニーズについて

 ニノのことについて語るのはもう止めようかとも思ったけど、まだ結婚の余波が続いているので(本人が報道陣に答えたことで)、また色々と考えるところがあったので書きたいと思う。

 

 そして翔くんが書いているブログ「オトノハ 」についてもファンの間でざわざわして、そして私もショックを受けてしまったので、気持ちを整理したいと思う。

 

 前回のオトノハ (12/15・webの障害で更新は遅れたけど)の内容については、有料ブログなのでここで詳しくは書けないけど、嵐ファンの間でいろんな解釈がされていた。

 

 私はジャニーズファン特有の「〇〇担」という言い方が苦手である。私は嵐のいわゆる「箱推し」になると思うので、「自担が1番」「他担には分からない」「自担を贔屓しちゃう」「〇〇担が可哀想」などという言い方はすごく苦手である。「みんな同じ嵐ファンだろう!何で分ける必要があるんだよ」という気持ちになる。正直同じグループを見ているはずなのに何でこんなに見ているものが違うんだろうと思うことはある。「〇〇担にしか分からない」「他担には分からない」って、いや、何言ってんの。同じグループ応援してるんでしょ?と思う。

 

 バンドではこういうことはあまり聞かない。「ボーカルのファンがギターの人のファンの気持ちは分からない」とか「ドラムの人が1番。他のメンバー興味ない」という人はあまり見たことない。(中にはいるかもだが)

 

  私は翔くんもそういう考え方をしていたことがショックだった。「自分のファン」と「嵐のファン」を明らかに分ける書き方をしていた。

もちろん「グループ全体のファン」より「自分だけを応援してくれるファン」の方が嬉しいのは当然かもしれないが、それは言わないでほしかった。

 

 グループで活動しているのだから、グループ自体を推すのは普通のことだと思う。ジャニーズの人たちは個人活動も多くしているので個々のファンが付くことは普通かもしれないが、嵐は「5人で嵐」と言ってそういう活動をずっとしてきたので、全体を応援するのが当然だと思っていた。

 

 「グループのファンを大事にすること」がどうして「自分のファンを寂しくさせること」になるのか私には分からない。自分が「ジャニオタ」じゃないからだろうか。グループで活動しているのに、「自分のファン」と「その他」を分ける必要がどこにあるのだろうか。寂しいというよりよく分からない。それに感動している人もよく分からない。

 

 それからニノが結婚のことを報道陣に語った件でも嵐ファンはだいぶ荒れていた。

 私は語ってくれて良かったと思う。テレビで全く結婚の話をしないのはファン以外からすると不自然だったと思うし、みんなが疑問に思っていたタイミングについて話したのも仕方なかったのかなと思う。

 プライベートなことなのでメンバーに相談しなくていいと言う人もいるが、アイドルにとって結婚は人気に大きく関わることだし、あれほど人気があると影響は大きいと思うので、相談することは自然だと思った。

 

 正直休止後じゃなく休止前じゃなきゃいけなかった理由は分からないし、まだすっきりしない気持ちもあるけど、メンバーと話し合って歩み寄った結果なら、ファンがどうこう言うことではないかなと思う。

 

 それからニノファンの人の「他のメンバーはにのみやくんがこんなにひどいこと言われてるのに守ってくれないの?フォローしないの?休止のときは大野くんを守ったのにひどい人たち」みたいなコメントも見たけど、それも違うと思う。

 結婚については発表のタイミングやコンサートやテレビでの扱いも、5人で決めたことだと思う。でもこれはニノのプライベートな件なので4人はニノを信頼して、そして自分が口を出すべきじゃないと思っているから何も言わないのだと思う。休止は5人の問題だけど、今回は個人の問題だ。

 「4人にお祝いしてもらえなくて可哀想」いや、私たちが見てないところではちゃんとお祝いしてるでしょう。ファンの前で「おめでとう」と言うような無神経な人たちじゃないだろう。ショックを受けたファンたちを前にして「おめでとう!イェーイ!」ってそんな無神経な。

 ニノはコンサートで「嵐のファンがみんなで良かった」と言った。多分彼はSNSはそんなに見てないんじゃないかと思った。実際会場に足を運んでくれたファンを見て、変わらずに応援してくれていると思ったんじゃないだろうか。

週刊誌の言うようにメンバーと「不仲」で誰も守ってくれないなら、そんな言葉は出ないんじゃないかと思う。

 

 

 でも、「結婚したらアイドル失格」はないだろう。ジャニーズにいる限りは結婚できないじゃん。だから「ジャニーズは〜」って言われるんじゃないか。

 嵐ファンになるまではジャニオタは怖いと思ってたし、ジャニーズに偏見があった。実際はジャニオタの人たちはみんな好きなものに熱いだけで賢い人も多いし、優しい人も多い。ジャニーズは本当に偏見で見られることは理不尽に思うし、それに対してはおかしいと言っていきたい。

 

 でも、ジャニオタもそう言われる原因を作っていることもあるんじゃないか。アイドルに夢を見たいのは悪いことじゃないけど、相手は生身の人間である。

 「自担」かわいさに他メンバーを叩いたり、結婚は許さないと異常なほどに叩いたりするのは、周りから「やっぱりジャニオタは」って言われることになる。

 

 私は嵐の音楽に感動してファンになった。それからメンバーも好きになった。でも、私は「音楽」が好きなのは変わらない。本人たちも大好きだけど、彼らが歌う曲が、彼らが作り出す作品が好きだ。

 だから、誰かひとりだけいらないとか、ひとりだけ好きであとはどうでもいいとか、そういう声を聞くとうんざりする。誰々が可哀想とか、守られてないとか、1人だけ贔屓されてるとか。

 5人で嵐だと本人たちが言っているのに。5人だからやってこれたと言っているのに。もしひとりだけ好きなのだとしても、その彼の1番側にいて影響を受けてきたのはメンバーじゃないのか。一緒にグループを作ってきた仲間に何も興味がないのか。

 別に必ず5人を応援しなきゃいけないとは思わないけど、グループとして活動する「彼」を理解しようとしてもいいんじゃないか。

 週刊誌やアンチの情報に惑わされずに彼らを見てよ。あなたの大好きな「彼」が所属するグループを。20年間一緒にやってきた仲間を。

 

 私は彼らに着いていく。どこへ向かうか見届けたいと思う。