コロナ問題について3-政策はどうだったか-

 正直政治は全然詳しくないので、詳しい人から見たら的外れなことを言っているかもしれません。

 

 コロナ問題で、ネットで政権を批判する内容をたくさん見た。また、政府を擁護するコメントも見た。

 普段は全然政治に関心なく生きているので、今回色々と考えさせられたのは、ネットの人たちのおかげかもしれない。

 

 Twitterでは自分と似たような考えの人をフォローしがちなので、考えが偏りやすく危険だと思う。

 私は政治とは関係ない趣味でフォローしている人が多いからか、政府を庇う意見も、激しく批判する意見も見た。ついつい自分と違う意見は否定したくなるけど、様々な方向から意見を取り入れるのは必要だと思う。

 

 その上で、これは個人的な考えだけど、今回のコロナ対策は、全体的に見れば成功と言えると思う。

 

 外国と比較して感染者数・死者数が少ないこと。外出禁止じゃなくて自粛要請だけで抑え込めたことは大きいと思う。

 

 「政府は何もしていない。国民が頑張っただけ」という批判もあるが、確かに国民はかなり真面目に自粛要請を守り、手洗い・うがい、マスクをしたと思うが、そういう日本人の特性を理解して極端な対策をしなかったとしたら、それはそれで正しかったということになる。

 

 もっとも、何が本当に効果があったのかということは、検証しなければならない。

 

 「運が良かっただけ」という意見もあるが、実際に国民はかなり努力したので、運だけと言うのはないと思う。それが政府の努力かというのは微妙だが。

 

 アベノマスクや給付金も給付が遅いとか、マスクいらないとか10万じゃ足りないとか批判はあるが、外国では一律10万円ももらえないと聞くし、10万円はかなり助かったので有り難く思う。でも、まだ足りないのでまた10万円もらえたら嬉しい。まだ全然仕事が戻らない。政府の方々よろしくお願いします。

 

 日本では「他人に迷惑をかけてはいけない」という意識が強いので、マスクをちゃんとして自粛要請を守り、外出した人を批判したり経営している店に張り紙を貼ったりする。「周りの目を気にする」ことは嫌いだが、それが良い方向に働いたということだろうか。

 まぁ、周りのことを考えて行動することは美徳の1つではあると思う。

 

 健康保険制度もちゃんとしていて、医療崩壊も起きず(医療関係者の方たちがすごく頑張ってくれたと思う)、素晴らしい面もたくさんあった。

 

 もちろん色々な問題が起こったのは事実で、コロナによって日本社会の問題がかなり露呈したんじゃないかと思うので、それに関しては色々考えていかなきゃいけない。

 

 しかし、文句ばかり言っている人は完璧な対応を期待しているのだろうか。完璧な対応とはどういうものなのだろうか。それは未知の感染症に対してでもできるものなのだろうか。

 

 政府に対しておかしいと思うことや改善してほしいことはどんどん言えばいい。しかし、何でもかんでも文句を言いたいだけなんじゃないかと思う人はいる。ただ怒りや不満をぶつけたいだけなんじゃないかと思う人もいる。

 政府に文句を言いながら政府に依存しているんじゃないかと思う。

 言うなら根拠のある批判にしてほしい。

 

 検察庁法改正案への反対のツイートも、結局何がそんなに問題なのか分からなかった。

「100%クロ」と言う人もいたが、100%と言い切れる根拠は何なのだろうか。

 

 Twitter(ネットやテレビも)は知らず知らずのうちに空気を作り出していて、無意識のうちにその空気に呑まれてしまうことがある。

 何が正しいのか、自分で考えていくことが大事だよなと思っている。