コロナ問題について2-良い方に考える-

 前回に続いてコロナのことを考えたい。

 

 今は「人生の夏休み」もしくは「人生の大掃除」みたいだなと思う。

 うつ病になったときは「人生の夏休み」のようだったけど、何もできずに辛い毎日だった。あのときに比べたら好きなことが色々できるので、ずいぶんマシだ。

 人生でこんなにのんびり過ごせる時間は貴重でもある。人生の長期休みのようでもあるし、家の中を片付けたり、断捨離したりしているので、人生の大掃除のようでもある。これからの生き方を変えることもあるかもしれない。

 そして、「人に会わない」「機械に頼った生活」「オンラインでやりとり」「あまり動かない」というのはなんとなく近い未来の生活のようだ。近い将来こんな働き方が増えていくような気がする。コロナ後に色々なことが変わるんじゃないかと言われているけど、今より良くなることも多くあるんじゃないかと思う。

 私は普段からだいたい外出しないし、デスクワークなのでいつも運動不足なのだが、そのおかげで(?)長時間座っているときは合間に立って運動するようにしたり、家でヨガをやったりしていたので、それが今回役に立っているなあと思う。

 家の中でやることがなくて退屈と言う人もいるが、やりたかったことを色々始めてみればいい。何でも1つのことを極めようと思ったら時間がいくらあっても足りない。やってみてイマイチだと思ったら辞めてもいい。

 読書や映画なども、いろんな刺激を与えてくれたり、色々な考えを取り入れることができて人生を彩ってくれる。人生の時間は限られている。触れられる映画やドラマや本にも数に限りがある。いろんな作品に出会える機会になるんじゃないだろうか。

 もちろん何もしなくてもそれでいい。自分のできる範囲でそれでいい。何もする気にならなかったら、「それだけ疲れてたんだな」と思い、ゆっくり休めばいいと思う。

 

 今回、無理矢理にでも良い方に考えると、いじめや不登校に悩んでいる子ども、セクハラやパワハラで辛い思いをして会社に行っていた人、満員電車にうんざりしていた人たちは、少しだけでも解放されたと思う。

 もちろん自粛が解除されたらまた日常が始まるので再開時は辛いけど、少し解放されるだけでも精神的には楽になるんじゃないかと思う。(DVなどまた別の問題はあるが・・)

   そして再開したとしても、辛い思いをしないで済む方法をみんなで考えていける社会になればいいと思う。「辛い思いをしてやらなければならないこと」はなるべく減らして、自分が楽に生きてもいいし、休んだり逃げたりしてもいいとみんなが実感できるようになれば良い。