Official髭男dism ハマるわ、これは

 星野源といい、米津玄師といいあいみょんといい、King  Gnuといい、世間で十分に流行ってからようやく聴き始める、というパターンを最近は繰り返してしまう。Official髭男dismは今年めちゃくちゃ流行っているのは知っていたが、ちょっと前からようやく聴き出した。

 

  それにしても最近のアーティストの完成度の高さはすごいと思う。独自の音楽性があって、実験的な面白い曲を作っていながら、ちゃんと売れる曲も作れる。しかもデビューからそんなに時間が経っていない人たちだったりする。曲の完成度も高く、演奏も歌も上手い人が多い。すごいと思う。何年もアイドルばかり流行って「邦楽は終わった」とか言う人もいたが、ここ1〜2年で盛り上がってきた印象である。

 

  ヒゲダンの曲はドラマ「コンフィデンスマンJP」を見ていたので「ノーダウト」は知っていて好きな曲だったけど、まさかこんなに人気アーティストになるとは思ってもいなかった。ちゃんとチェックしてなかったことを悔やんでいる。

 

  ヒゲダンの音楽はとにかく聴いていて心地いい。イントロからして印象的なものが多く、メロディーも歌声も演奏も、心を持っていかれる。韻を踏んだ歌詞と伸びやかなハイトーンボイス、それぞれがちゃんと主張している楽器、聴いているだけで体が勝手に踊り出すようなメロディー。メロディーが、音が、歌声が、文句なくかっこいい。

  R&Bを聴きやすいJPOPにしてダンスミュージックにした感じは初めて星野源を聴いたときを思い出した。あと嵐っぽさも感じる。少し昔の洋楽を彷彿とさせるような音楽。もちろん彼らの独自性も感じさせる。耳に残るメロディー。とにかくお洒落。

 

 特にボーカルの藤原聡さんの声がとても好きだ。ソウルフルで熱い歌声なのに少し掠れて乾いた感じがする。高い声が印象的だけど低い声もいい。歯切れの良い歌い方がカッコいい。

 

 「同じ時代に生まれて良かった」と感じるアーティストがいて、それがわたし的には星野源と嵐だったのだけど、ヒゲダンもそれに当たる。嵐の活動休止やニノのことなど色々あって落ち込んでいたけど、ヒゲダンにだいぶ救われたような気がする。

 

 アイドルブームが長く続いたけど、これからはバンドブームが来そうな気がする。もうすでに来ているのだろうか。よく分かってないけど。

 これからはどんどん気になるアーティストは積極的に聴いていきたいなと思っている。