今年はなんとか乗り切れて本当に良かった

 今年も無事終わりを迎える。一年前はだいぶ体調を崩してしまい、12月の最後の方は会社を休んでしまった。家の大掃除などもできずに寝ていた。

  今年はそんなことがなく、休日出勤もできて、年内最後の日まで会社に行き、家でも掃除もできて、落ち着いて新年を迎えられそうだ。本当に良かったと思う。

  思えば2年前も体調を崩してしまった。その前の年はあんまり覚えていないけど、12月はいつも忙しくて、体調は良くなかった気がする。会社も忙しく、家でも掃除や新年の準備で忙しい。まぁ12月はみんなそうだと思うけれど。

  そう思うと今年はずいぶんと成長したんだなと思う。今年の12月は、疲れたらすぐ寝る、仕事でもなるべく休憩を挟む、無理しないようにする、周りが遅くまで残業していても自分は自分と割り切って帰る、などを心がけていた。周りから怒られたり何か言われることもなく、(みんな自分のことで精一杯だったのかもしれない)良かった。周りの人たちにはありがたいと思う。

  ずっとうつ病に振り回されていたけれど、今年は前よりも病気と付き合うのがうまくなったんじゃないだろうか。体調を崩すことがあっても、前よりも回復は早くなった。前までは自分の体調を気にせずに、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、と思っていたが、今は疲れていたらもう休もうと思える。自分の体調をちゃんと気遣えるようになってきた。この調子で来年も行けたらいいなぁ。

 

  それと、12月の始めにうちの猫が体調を崩してしまった。9月の後半くらいに元気がなくなって、病院へ行ったら腎不全と言われ、それからは皮下注射を続けていた。注射をしていれば元気でいたのに、今月始めに急に元気をなくして、病院へ連れて行った。すると貧血がひどくて、かなり危ない状態だと言われた。

  それからは造血剤を打って、様子を見ていた。なかなか元気にはならず、ずっと寝たきりで、ごはんもあまり食べなくなった。だいぶ高齢だし、年内いっぱいまで持たないんじゃないかと思った。うちの親も、もうダメなんじゃないかと言っていた。

  私も、もう年だし仕方ないと思いつつ、怖くて仕方なかった。会社から帰ってきたらもう生きていないんじゃないか、朝起きたらもうダメなんじゃないかとビクビクしながら暮らしていた。その度にこちらに顔を向けて息をしている姿を見てはホッとしていた。

   やはりこの子がいない生活を考えると恐ろしく思い、思いつめて体調を崩しそうなときもあった。家族も、またうつ病が再発しないか心配していた。

   しかし、あまり思い詰めたりせず、ほかのことを考えようと気をつけたり、なるべくほかのことは考えないようにした。不安な気持ちはあるけど、なんとか受け止められるんじゃないかとも思う。長年生きてくれて楽しい思い出をたくさんくれたので、あまり落ち込みすぎたくはない。

   猫は元気はなかったけど、水をあげれば飲んだし、ごはんも少しだが食べた。たまに歩いたり、膝に乗ってきたりもした。良くなったり悪くなったり、一進一退だった。

  今もどうにか生きていて、生命力の強さに感心させられている。もうダメだと思ったのに、年を越せそうでうれしい。1日でも長く生きてほしいと思う。